今回は、太陽光発電所のなかでも、「低圧」に分類される発電所のメンテナンスの問題点、悩みについてご紹介します。経済産業省資源エネルギー庁

目次

太陽光発電 低圧のメンテナンス

  • 発電所が自宅から遠い。
  • わざわざ行けない 費用がかかる。
  • 草刈りが必要な頻度は?
  • 相場はいくらか?

太陽光発電所は、自宅から遠く離れた場所、あるいは他府県に設置されている場合がほとんどです。

(1)すぐには行けないからと放置すると、雑草は成長が早く、パネルの上まですぐに伸びてきます。

(2)パネルに影をつくると、発電量に大きな影響を及ばします。また、電気関係に絡まったりして危険な場合もあります。

(3)周りの柵にからみついて、柵を倒す場合もあります。また、放っておくと、木質化し、大変な作業となります。

(4)近隣からクレームがくる場合もあります。隣の発電所にまで草が繁って影をつくり苦情となる場合もあります。

(5)蜂がいくつも巣をつくり、人が近づけず、危険になる場合もあります。

太陽光発電所 低圧のメンテナンスは自分でできるのか?

自分で草を刈るには限界があり、草刈り機など、専用の道具も必要です。

発電所に近い専門業者に依頼するのがコストが安くつきます。

低圧1件だけの依頼だと、経費が割高になります。
低圧の発電所を、何件かまとめて除草してくれる業者を選ぶとコストが割安になります。

「草刈り隊」に会員登録していただくことにより(無料登録)全国の会員同士のマッチングシステムにより、コストを最低限に抑えることができます。

太陽光発電所のメンテナンス 除草剤をまく効果は?

除草剤の場合、まず、近隣に迷惑がかからないか、近くに、住宅、池、農作物等がある場合、注意が必要です。

液状と粒状があり、液体は、散布後に雨が降ると流れてしまい、効果が薄れることがあります。

除草剤の場合、広さや植生、日照環境によりますが、最低でも年に2回、効果を考えると、
年に4~5回(成長してくる春から秋に)が必要です。

草によっては、除草剤を使うより、刈るほうがいい場合もあります。

雑草は、継続的に刈り続けると、だんだん生えてくる草の植生が変わり管理しやすくなります。

太陽光発電所 草刈りの経費は

草刈りの費用は、以下の条件により、変わってきます。

・これまでの草刈りの回数(しばらく草刈りせずに放置している場合、草が木化して伐採作業が必要になることもあります。定期的に草刈りしている場合は植生が変わり、手入れしやすくなります。)

・ケーブルが地下に埋設されているか、地上にあるか(地下にあるかどうかで作業の危険度、効率が変わります)

・土地の形状(平坦か、斜面かで、作業の危険度、効率が変わります)

・パネル間の通路の幅(通路の幅により、人や機材がはいりやすいか、作業しやすいか変わります)、

・除草剤、防草シートを使うかどうか

・何か所かある場合、近くにあるか離れているか。

様々な条件により、費用のお見積りは変わってきます。

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太陽光発電所 防草シート

敷き方が雑だとシートの間から雑草が生えてきたり、粗悪なシートを使うと、シートを破って雑草が生えてくる可能性があります。除草(防草)シートで雑草対策をおこなう場合もモジュールと同様に丁寧な施工が必要です。

高品質のシートの場合、コストがかかるため、定期的な除草、除草剤との併用などされる場合が多いです。

太陽光発電所 草刈り以外に必要なメンテナンスは

草刈り以外にも大切なメンテナンスがあります。
これはFIT法でも決められています。

メンテナンスの対象となるのは7つの機器です。
目視、測定、操作という3種類の方法で点検します。

7つの機器は次の通りです。

  • 太陽光パネル(モジュール)
  • 架台
  • パワーコンディショナ
  • 接続箱、集電箱
  • 配線
  • ブレーカー(開閉器、漏電遮断器)
  • 電力量計(メーター)点検の方法は次の3種類です。
    「目視」
    ・汚れていないか
    ・錆びていないか
    ・留め具が外れていないか
    ・パネルが割れていないか
    など見てわかる異常がないか点検する
    「操作」
    ・扉、蓋など開閉できるか
    ・スイッチで正しく停止するか
    ・停電時の安全装置は作動するか
    など、緊急時にも問題なく操作できるかを点検する
    「測定」
    ・カタログ通りの電気が流れているか
    ・電気が漏れていないか
    ・異常な発熱はないか
    など性能が低下していないか、安全に問題がないかを点検する

    故障などなく安全であること、発電機能が損なわれていないこと、そして非常時の安全装置などが正しく使えることを3種類の方法で確認します。

光発電システムの機器と保証書、過去の点検結果などの資料も点検の対象

メンテナンスの対象は太陽光発電を構成する太陽光パネルや架台、ケーブルなどの機器だけではありません。

メーカーの保証書や、過去の点検結果という紙の資料も、点検対象です。

万が一故障があった場合、対応できるようになっているか。
前回点検時からの変化を確認できるようになっているか。

このような点で、紙の資料も正しく記録し、保管してあることが大切です。

「パネルの清掃」について・・・太陽光パネルの洗浄は義務化されていない

野立て太陽光の太陽光パネルの清掃をするには、水道がないため水を入れるタンクを持っていき清掃するか、もしくは雨の日に清掃することになります。

自分で行うことも可能ですが面倒な作業となるうえ、「パネル清掃で、どれだけ発電量が上がるか?」は疑問もあります。

太陽光パネルの清掃もメンテナンスの1つですが、「本当に必要か?」は疑問があります。

また、昨今の異常気象、台風などの災害により、パネルの破損が発生しております。

小さな破損でも発電効率を下げる可能性があります。

太陽光パネルの清掃もメンテナンスの1つですが、「本当に必要かどうか?」は疑問があります。

「機械の故障に気がつかない」こと要注意です。

パワコンの故障、パネルの一部が発電していなかった場合、電力会社から届く売電収入明細を、毎月、確認していても「故障で売電額が減っているのか?曇りが多くて売電額が減っているのか?」が原因がわかりません。

月々の売電収入のロス額は少額ですが、3年、5年、10年と気がつかないまま発電損失が積み重なると、利回りに大きく影響がでます。

自分でメンテナンスするなら費用も安いですが、機械の微妙な故障対策はセルフメンテナンスが非常に難しい部分もあり、遠隔モニターを設置してプロに監視してもらうサービスに加入することも検討の余地があります。

太陽光発電所のメンテナンスについては、「草刈り」と「機械のメンテナンス」の二つが重要です。

信頼できる業者に任せて、あとは不労所得となるのが太陽光発電事業とも言えます。

実際には、パネルの清掃も基本、必要ありません。
草刈りは必須ですが、実際、パネルの清掃を行っているところは、ほとんどありません。

家庭用の太陽光のパネルも頻繁に清掃していませんよね。

環境により、費用対効果で、清掃したほうがいい場合もあります。

機械の故障メンテナンスは資格ある信頼できる業者に任せる

電気を扱う為、近くに雷が落ちたりすると、故障したりします。
いったん故障すると、復旧まで発電しないので、売電収入が下がります。

どこか一部の故障でも発電量が低くなりますが、
日照時間が少なかったのかな?とそのままにするケースもあり、
売電収入を損することになります。

電気系統は素人判断、自分で修理できない為、信頼できる業者に依頼するのが安心です。

 時期と頻度の最低限の目安

太陽光発電設備は設置場所や地域、使用している部材などで劣化具合やトラブルの原因が異なります。

雷の多い地域では、停電が主なトラブルになります。
海岸沿いの設備は、内陸部よりも潮風によって錆びやすくなります。

劣化やトラブルが多いとわかっている場合は、通常よりも高い頻度で点検する必要があります。

保守点検ガイドラインでは点検時期と頻度は「目安」になっています。
目安の頻度は最低限と考えて、発電所ごとに調整する必要があります。

 最低限の点検頻度は4年に1回

最低限の点検頻度の目安は、設置後1年目、5年目、9年目、以降は4年に1回が「目安「です。

信頼できる除草業者は、除草しながら目視で点検もしますので、早期発見につながります。

点検時期ごとに、目的も明らかにされています。1年目に行うのは、初期不良発見のためです。

機器保証期間は10年が多い!

太陽光発電の機器保証は10年で切れるものが多いため、9年目には保証期間の確認が必要になります。
出力保証も20年前後で切れることが多いため、劣化や故障など不具合があれば交換を考える必要があります。

点検結果は次回の点検時期や内容を調整する資料になります。必ず手元で保管しましょう。

 メンテナンスの頻度を調整する要因

どんな環境に置かれているかによって、太陽光発電設備の劣化具合や故障しやすさは異なります

まとめ

太陽光発電所は、大切な財産です。20年間、安定した売電収入を得るためには、定期的な草刈り・機器メンテナンスが必要不可欠です。そのためには、単独で依頼するより、何か所かの低圧をまとめて業者が作業することにより、一か所のコストを大幅に削減することが可能になります。
専門の業者に依頼することにより、草刈りだけでなく、機器故障やトラブルの早期発見にもつながります。

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