10月に相談を受けた関東地方の野立て低圧太陽光発電所です。
1シーズン(約一年)メンテナンスを怠たった結果、
蔓草(つるくさ)の植生が強い所でパネルまで蔓草が繁殖してしまっていました。
先ずは蔓草の除去から始めましたが、蔓草を除去したパネルに蔓草の跡が水垢の様に残り、パネル洗浄まで行うことに成り、予定以上のメンテナンス時間と費用が掛かりました。
パネル上に繁殖した蔓草は発電障害を起こし、予定通りの売電収益を得ることが出来ません。
蔓草はパネル間の配線にも巻き付き、パネルの配線を結ぶコネクター(専門用語ではMC4と言いいます)MC4が外れている事も少なくありません。
MC4が外れているとパネルで発電した電気が届きませんのでその間は売電を行えず同様に収益を得ることが出来ません。
太陽光発電所内の蔓草の繁殖は天敵でとても厄介な雑草です。
成長も早く何にでも巻き付き、フェンスを倒すことなど日常茶飯事です。
太陽光発電所の計画時に雑草の植生などを考慮して開発した発電所は少なく、仮に、計画時に防草シートや砕石などで雑草の繁殖を抑えたとしても、蔓草だけはどこからともなく現れフェンスや架台に巻き付いて来ます。
更には、パネル間の配線ケーブルにも巻き付き風などであおられて断線する危険も十分にあります。
断線箇所が悪いと発火の可能性もあり大変危険です。
万が一火災など引きを超すと近隣への被害も心配です。
メンテナンスを怠っていると発電障害のみならず事故の起因にも成り兼ねません。
事故原因がメンテナンスを怠っていたためにと判断されれば認可取り消し、つまりはFIT法により20年間の電力買取保証を受けて行っていた発電事業が出来なくなる可能性もあります。
したがいまして、やはり日頃からの点検やメンテナンスがとても大切です。
下の画像は、除草前の写真です。
つる草がパネルの上まで伸びて、発電効率を下げています。
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株式会社グリーンワーク
担当:池本